米雇用統計発表を控え、為替市場は変動に備え
USD/JPY、NFP発表を前に160.00を目指す
USD/JPYは底堅さを見せ、米ドルの継続的な強さに支えられ、156.00と156.50を上回りました。テクニカル分析では、4時間足チャートで上昇チャネルが形成されており、156.75付近にサポートがあります。一時157.97の高値をつけた後、小幅な調整が入りましたが、現在は158.00の抵抗線を視野に入れています。158.80を上抜ければ、160.00への道が開かれる可能性があります。逆に、156.75のチャネルサポートを下抜けると、155.75のテストにつながり、さらに155.00にサポートがあると考えられます。
今後の注目は、米国の雇用統計(NFP)です。2026年2月のNFPの予想値は59,000人増で、前回の130,000人増から減少が見込まれています。失業率は4.3%で横ばいの予想です。実際の数値が予想を上回るか、下回るかによって、相場が大きく変動する可能性があるため、注意が必要です。
トレーダーへの影響
NFPが予想を上回る強い結果となれば、USD/JPYはさらに上昇し、160.00の目標に近づく可能性があります。一方、NFPが予想を下回る弱い結果となれば、155.00のサポートレベルまで下落する可能性があります。156.75のチャネルサポートを注意深く監視し、ショートの機会を伺うのが良いでしょう。
EUR/USD、1.1600を下回り下落リスクに直面
EUR/USDは、中東の地政学的緊張とECBの慎重な金融政策スタンスに圧迫され、1.1600を下回って取引されています。ECBが「持続的な不確実性」を強調しているため、ユーロはドル安の恩恵を受けることができていません。目先のサポートは1.1578にあり、この水準が重要な試練に直面しています。
米雇用統計(NFP)の発表は、相場に大きな変動をもたらすと予想されます。NFPが強い結果となれば、ドルの優位性が強まり、EUR/USDはさらに下落する可能性があります。NFPが弱い結果となれば、ユーロはいくらか救済されるかもしれませんが、全体的な見通しは依然として弱気です。
トレーダーへの影響
1.1578のサポートレベルを注意深く監視してください。この水準を下抜けると、1.1500に向けてさらに下落する可能性があります。1.1600への反発時にショートの機会を検討してください。特に、NFPのデータが予想を上回る場合は有効です。逆に、NFPが予想外に弱い場合は、ショートカバーラリーが発生する可能性がありますが、上昇の可能性は限定的かもしれません。
USD/CAD、狭いレンジ内で推移
USD/CADは、1.3645と1.3700の間でレンジ相場が続いており、わずかに下落傾向にあります。カナダドルは、強い米ドルと原油価格の上昇の間に挟まれ、方向感に欠ける展開となっています。RSIやMACDなどのモメンタム指標も、この方向感のなさを裏付けています。
目先のサポートは、1.3645にある20日単純移動平均線(SMA)で、その下に1.3635にある23.6%フィボナッチ・リトレースメント・レベルがあります。抵抗線は、1.3730にある50日SMAと38.2%フィボナッチ・リトレースメントに位置しています。
トレーダーへの影響
1.3730を上抜けるか、1.3635を下抜けるかのブレイクアウトの機会を探してください。抵抗線を上抜けると、1.3809付近の200日SMAがターゲットになる可能性があります。サポートを下抜けると、1.3575、そして1.3471付近の4か月ぶりの安値まで下落する可能性があります。明確なブレイクアウトが発生するまでは、1.3645~1.3700のレンジ内で取引戦略を検討してください。